今日は15ケ国語を話す言語を学ぶ達人と食事をし、色々話を聞いた。
言語をマスターするコツは「全体と部分」なのだそうだ。
赤ちゃんはまず、聞いてもわからないような「全体」のイントネーションから話し出し、そのそれぞれの「部分」的な習熟=「切れ込み」をしていくという。
ある著名な言語学者は「ことばを歌う子供達」と分析しているらしい。
つまり言語を学ぶことと音楽はとても似ている。
言葉のマスターのポイントはまずは「全体」の流れをつかむこと。
楽曲でいえば、「全体」をまずは未熟でも話せる(奏でられる)ようになること。そして、それから部分部分の「切れ込み」=明瞭なメロディー、きれいな音に仕上げていくこと。そして、恐れずにとくかく話すこと。部分部分の「切れ込み」はいずれ話せるようになる。
なるほど。
はじめから完全な言葉なんて話せるわけはなし。細かいことにこだわらず、まずは全体の流れをつかもうというそのお話、僕もその通りだと思う。